どうでもいい話なんですが、自分はかなりゴリゴリなトラックボーラーでした。
最終的にはマイクロソフトのTrackball Optical(親指タイプのやつ)をずっと使ってました。
PC用とMacをデスクトップで使用する時用に2つ使用していたんですが、1つはもう完全に故障してしまって廃棄しましたし、もう一つも今でも何とか使えるけど騙し騙し感がかなり強いので、いい加減に買い換えたいけどいいのが無いなという事でマウスを使用しています。
そんなトラックボールを使うようになった最大の原因というか切っ掛けはX68000でした。
マウストラックボールが復活
X68000なんてもう処分してしまってますけど・・・・
いや、もしかすると実家に68030コンパクトが眠ってるかもしれない。
とは言っても、その当時の流行りに乗っかって、クロックアップだなんだとやっちゃってるとは思うので、売るにしても手間だし解像品だからねだんがつかなさそうだけど(´・ω・`)
それはさておき、クラファンから始まった瑞起さんのX68000Zプロジェクト。
そのおかげで、自分がトラックボールを使うようになったきっかけのマウスも発売されます。
今風にアレンジされていて、昔はスクロールボタンなんて無かったと思います。
写真のように手のひらが当たる部分が外れて、トラックボールとして使えます。
このマウスの優れている所ですが、天面の左右ボタンの他に本体側面にも同機能のボタンが配置されているんです。
今時のCGと言えば3Dだったりしますけど、その当時はタブレットなんて手の届くようなものでもなかったし、所謂「ドット絵」が主流でした。
自分もX68000でイラストを描いて草の根BBSなんかにアップしていたんですが、その時にこのマウスを下から握る感じにして、左右の側面ボタンを左手の親指と人差し指or中指でクリック、右手の親指でボールを操作するという感じでドットを打ってました。
なんかこの使い方が自分には合っていたようで、かなり緻密な操作が出来てました。
まぁオフ会とかで「使い方が変」なんてよく言われましたけどw
復刻版の裏面を見ると今風の赤外線ポインターになってるようです。
横のスライドスイッチでトラックボールとマウスを切り替えるようですね。
因みにオリジナルはボールが上下に移動する方式で、ひっくり返してスイッチで固定するとトラックボールに、開放するとマウスになるというものでした。
しかもこれが耐久性がかなり高くて、ほぼ故障知らず。
唯一の修理は側面スイッチがヘタってきたので、日本橋の協立電子でスイッチを買ってきてハンダ付けで交換なんて感じでした。
いや、このマウストラックボールがPCでも使えたらなぁって何度思った事か。
っていうても、もうCGイラストを描くとしてもタブレットだし、買ったところでなぁという気がしなくもないんですよね。
でもフィーリングがそのままなのであれば、これほど自分にピッタリなトラックボールは無いのかもしれない。
USB接続だし、普通のPCでも使えるでしょ?しらんけど。
とはいえ、1万円は流石にデカいので、資金的に余裕が出来た時にまだ売ってたら買おうかな・・・
そんなこと言ってたら買えないパターンな気がするけど、無いもんは無いからな(´・ω・`)
トラックボールと言っても色々ある
トラックボールと一言で言ってもいろんなタイプがあります。
親指で操作するタイプや人差し指で操作するタイプ、大型な物や小型なもの、握って親指で操作するようなやつもあります。
どれが自分に合ってるのかが分からなかったり、適当に面白そうだからと買ってしまうと、過去の自分のようにロクに使わないまま封印してしまう事にもなりかねません。
独断と偏見にはなりますが、大多数の方が使いやすいと感じるものをチョイスしてみようと思います。
トラックボールの選び方
まず、マウスとの最大の違いは「手を動かさない」という事になります。
マウスのサイズにもよるとは思いますが手首から先だけでマウスを使う方も多いでしょう。
しかし、トラックボールの場合は基本的に指しか使いません。
なので、自分が一番ホールドしやすくて疲れない角度や形のものを選ぶ必要があります。
また、肘を机に付けて使うか肘を付けずに使うかでも選択基準が変わってきます。
エルゴノミクスデザインとか言って、奇抜なデザインをしているものもありますけど、角度がありすぎるものだとチョップに近い状態でずっと手を固定することになり、肘を付けて使うと地味に疲れが溜まり易かったりします。
また、親指でボール操作をするか、人差し指・中指でボールを操作するかでも変わってくるので、購入前にイメージトレーニングをしてみる方がいいと思います。
例えば、マウスのスクロールホイールをくるくる回したり、横に指を移動させたりを暫くしてみて、別に問題が無いのであれば人差し指タイプでもいいでしょうし、親指でマウスの横腹を触る感じにしてみて、そっちがしっくりくるのであれば親指タイプがいいかと思います。
自分は色々とトラックボールを使ってきましたが、親指タイプの方が楽でした。
人に寄るとは思うんですが、自分の場合は人差し指や中指、両方を併用よりも親指の方が繊細に操作が出来たのもあって、もっぱら親指タイプを使っています。
という事で、親指タイプのもので探すことにします。
Bluetoothでのマルチペアリングの選択肢はほぼない
折角なので、Bluetoothでマルチペアリングが出来れば1台で使いまわしが出来るじゃんって思ったんですが、世の中そう甘くはないわけで・・・(;´Д`)
出来るとしても大体がレシーバーとBluetoothの併用でのマルチペアリングなんですよね。
Bluetoothで実現可能なものは形が微妙だったりして、選択肢はほぼ皆無と言っていいかもしれません。
こうなってくると、毎回ペアリングをし直すか、機種ごとに用意する方がいいのかなぁなんて思います。
いちおう良さげなやつを選んでみた
ほんとうにピンからキリまでありますけど、高いからいいって物でもないんですよね(;´Д`)
なので、なるべくコストを抑える形で使いやすい感じのやつを選びました。
エレコム 小型トラックボール5ボタン Bluetooth接続(M-MT1BRSBK)
ポインタの移動速度は750/1500カウントの2段階で、iOSにも対応しています。
約90mm(長さ)x約74mm(横幅)のコンパクトサイズで、ボールの直径は25mmと手の小さな人や、大きなサイズだとちょっと疲れる人にはいい感じのサイズ感になっています。
サイズがかなり小さいので、少し大きめのマウスに近い感じで扱えるんじゃないでしょうか。
ボタンも静音タイプでかなりいい感じではあるんですが、マルチペアリングには対応していなかったりします。
PCなどが1台だけでの使用を前提とするのであれば、個人的にはいいんじゃないかなと思っています。
複数台での使用になると、いちいちペアリングしなおすという面倒臭い操作が発生するので、手間を考えると有線接続で差し替える方が早いんじゃなかろうかなんて思ったりして・・・
エレコム 有線接続式5ボタントラックボール(M-XT2URBK-G)
ポインタの移動速度は750/1500カウントの2段階です。
12.44cm(長さ)x9.47cm(横幅)ので、ボールの直径は34mmなので、標準的なサイズになっています。
めっちゃシンプルなスタンダードタイプですが、有線接続タイプなのでタブレットPCなんかへの接続は難しいかと思います。
同じ形状のワイヤレスもあるんですが、無線タイプなんですよね・・・
ただ、価格としてはそれなりにリーズナブルだったりします。
まとめ
正直なところ、マウスでも何ら問題は無いので、無理してまで買う必要が無いアイテムだったりします。
ただ、圧倒的な省スペース化ができるのも事実なので、いつかはトラックボールに戻りたいんですよね。
今回はなるべく安価で、あまり人を選ばない形状のものをチョイスしてみたんですが、もし興味がありましたらトラックボールもお試しいただければと思います。