昔はBlu-rayディスクにバックアップを取っていたんですが、デジカメの高画素化によって、1度の撮影で通常のBlu-rayディスクの容量である25GBを超えることも多くなりました。
それからSSDバックアップに切り替えたんですが、費用対効果を考えてHDDバックアップに切り替えました。
しかし、HDDは駆動部分も多いし、容量が大きい分、故障した時のダメージが大きいのでサブバックアップが必要だなと思ってました。
で、最近はSSDの価格も下がってきて結構手を出しやすくなってきているので、2TBくらいのSSDを物色してみようかなと思います。
どちらかというとTLCの方がオススメ
HDDと同様に、SSDでもDRAMキャッシュを搭載しているものが速度低下は起こりにくいです。
もしDRAMキャッシュを搭載していなくてもSSDのメモリ上に生成されるSLCキャッシュがあるので、そのキャッシュの容量に納まるデータ量のコピーであれば速度の低下は起こりにくい・・・ハズなんですけど、そうもいかないわけで。
恐らく、こまめにバックアップを取っていくのであればそこまで遅く感じる事は無いのかもしれませんが、500GBくらいの容量を一気にコピーしたりすると、途中で書き込み速度が低下してきてしまい、地味に時間が掛かる事になります。
SLCキャッシュはSSDの使用済み容量が増えると減少するので、特に容量いっぱい使おうとすると、最後の方は大したサイズじゃないのに時間が掛かったりとか・・・
まぁ大量のコピーは寝る時にやって放置しておくわって方だと全然関係ない話かもしれませんけど。
単純にQLCよりもTLCの方がオススメというのは、1つのセルに4ビット書き込むQLCと3ビットを書き込むTLCであれば、TLCの方が書き換え回数が多いから。
所謂耐久性が高いわけです。
QLCの方が価格が低めで大容量化はしやすいわけですが、QLCの方が速度低下は起こりやすいはず・・・
バックアップを取るだけで、そんなに書き換えを行う事もないだろうからQLCでも構わないのかもしれませんけど、QLCとTLCの価格差はそんなにありませんし、安心材料としてはいいのかなと。
買う時の目安ですが、説明等にTLCと記載されているものを選びましょう。
3D SSDとしか記載されていないものはQLCの可能性があります
内蔵型を外付けケースで
一番手軽なのは外付けのSSDを購入する事なんですが、外付けのSSDだと容量と速度は記載されていても、TLCなのかQLCなのかが記載されていない場合が多いです。
そのため、安いのを買ったらQLCだったなんて事もあったりするわけです。
あと、外付けタイプなので地味に内蔵型を買うよりも価格が高い。
今時の2.5インチ外付けケースであれば、ほとんどが手軽に開閉できるドライバーレスだったりするので、ケースが1つあれば使いまわしが出来るわけです。
少しの手間は必要になりますが、2台を同時に繋いで使用するなんてケースは意外とありませんしね。
安定性ではSATA SSD
NVMe M.2タイプも値下がり気味なので、2.5インチのSATA SSDでもM.2でもお好みで・・・と言いたいトコロなんですが、個人的にはSATA SSDをおススメします。
というのも、M.2タイプのSSDは速度が速いのもあるんでしょうけど、かなり発熱するんですよね。
ケースに入った物でもなかなか熱くて大丈夫か?って感じてる事も多いので、いろいろと安心して使えるのはSATA SSDだと思います。
M.2でいく場合はケースをちゃんと選ばないと速度が出ませんし、発熱の問題もあるので価格的に大きな優位性があるのであれば選ぶ形でいいのかなと。
オススメのSSD
適当に挙げればきりがないんですが、バックアップメインに使うので価格を2万円以下(できれば1.5万くらい)に抑えていきたいわけです。
ということで、コスパが良くて性能もそこそこなものを選んでみました。
Samsung 870 EVO 2TB
¥17,000くらいです(2023/8/3現在、アマゾンのタイムセールで¥14,520)
安定のSamsung 870 EVO。QVOだとQLCです。
1.5万辺りならかなりお買い得だと思います。
Crucial MX500
アマゾンで¥16,436
自分はCrucialのものはよく使ってるんですが、可もなく不可もなくで普通に使えるSSDです。
SUNEAST SE900PLUS
アマゾンで¥13,178です。
品番が似ていますが、SE900とSE900PLUSがあり、SE900PLUSがTLCでPLUSのないSE900はQLCです。
¥11,980のものは安いけどQLCなので間違わないように注意してください。
値段的にはかなりリーズナブルなものの、SSDでの長期利用の実績が無いので、長期保存にはどうなのかが不明な点はあります。
ただ、SAMSUNGであろうがCrucialであろうが壊れる時は壊れるので、その辺りを理解して使うのであればいいのかもしれません。
M.2 SSD
KIOXIA NVMe M.2 Type 2280 EXCERIA PLUS G2
アマゾンで¥14,980
DRAMキャッシュ搭載でどちらかというと普段使いに向いている感じですが、バックアップ時間の短縮も出来るのでアリかなと思いました。
速度を出そうと思ったらUSB4/TB3の40Gbpsが必要ですが、ケースだけで1万くらいはするので、20GbpsのUSB3.2 Gen2x2でもいいのかもしれません。
それでもケースの価格は¥6,000くらいしますけど。
まとめ
Nikon Z9でガチに撮りに行くと1回で300GB近くを使ってたりするので、1TBにしているMacBook ProのSSDが直ぐに悲鳴を上げてしまいます。
まぁガチで撮りに行く機会は少ないけど、それでも毎日撮ってるとそれなりに使うので、SSDの価格が下がってくれるのは本当に有り難いです。
直ぐに買ってどうこうってのは無理ですが、バックアップ用に早めに購入したいなと思います。