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ニコンZfを待つか否か

先月の末近くに3月25日に何らかの発表があるらしいというニュースが流れたんですが、メインの方がかなりガチャガチャしてたのでスルーしていました。

いまだガチャガチャしててアクセスできない状態なので、こっちの方で書いてみようかなと思います。

 

3月25日は開発発表ではなかろうか

最近は何でも情報が早いので、機種名とかが出る前に海外の認証機関に登録されて見つけられるって感じになってますが、それもないようなのでいきなり発売とかって事はなさそうです。

そうなると普通に考えればZ9の時のように開発発表になると思います。

何が発表されるかはわかりませんが、CP+でのインタビューから考えると、少なくともZfcのフルサイズ版であるZfの発表ではないような気がします。

国内で3月3日にようやくZfcのブラックを出すのに、その直後にフルサイズのZfとなると、流石に非難は避けられないかと。

とはいえ、Zfcブラックのように海外主体になっていて、日本が後追い状態なのであればわかりませんが・・・

 

そして、「ファームウェアでの既存の機種の機能を高めてユーザーに満足してもらう」的な発言もあるので、多くの人が望んでいるZ6IIIなんかではなく噂のZ8の開発発表かなと思うんですよね。

Z9の供給不足もほぼ解消された感じになってるようなので、このタイミングならZ9との共通部材をZ8に回しても問題は少ないでしょうし。

ファームウェア云々の発言がマメにアップデートされているZ9だけをさしているのであればZ6IIIの可能性もありますけどね。

しかし、Z6IIとZ7IIのファーム更新の頻度を考えると、デュアルEXPEED6ってなんやねんって感じになりますよね(´・ω・`)

もうちょっとアプデもしてほしいよなぁ・・・

 

そんなわけでZfを待つかどうかの話

そんな前置きは置いといて、Zfを待つかどうかという話です。

というのも、メインサイトの方では書いていたんですが、Zfcブラックを買おうかと悩んでるんです。

シルバーボディはどうしても個人的にコレジャナイ感があってスルーしてたんです。

ブラックも海外発表の時に「お?」とは思いましたし、カラバリも渋めの色が多くていいなとは思ったんですが、「Zfcだしなぁ」という事でまぁいいやで流しました。

 

実物を見たらあかんかった件

で、NIKKOR Z 26mm f2.8を触りにニコンプラザに行ったんですが、ブラックのZfcも展示されていました。

黒の魔力というか、魅力度がぐーんと上がってて、ブラックのペイントも綺麗な塗りだったので一気に惹かれました。

で、ほぼ95%くらいZfcを買うつもりなんですが、実際にZfcを買うかZfまで待つかで悩んでる人もいるかとは思うので、ほぼ結論ありきですが考察でもしてみようかと思います。

 

Zfが発売されるとしたら・・・

CanonがEOS R10などの下位機種にもDigic Xを搭載したように、ZfにもExpeed7を搭載してくればいいんですが、意外とこの線は薄いような気がするんですよね。

価格面や消費電力を考慮した場合、EXPEED6を搭載したZ5ベースになるような気がします。

というのも、Zfc以外は全てグリップに合わせた形(センサーに対して垂直)にバッテリーが入るようになっています。

Zfcはグリップが無いので横向きに入ってますが、バッテリーを収納させるためにボディが横に長くなっています。

Z9を除いた現行機種のボディサイズ比較表がこちら。

ZfcZ50Z30Z5/Z6II/Z7II
横幅134.5126.5128134
高さ93.593.573.5100.5
奥行き43.56059.569.5
単位はmm

他のDX機どころかフルサイズよりも少し横幅は大きいです。

そして、Zfcの中は詰まった感じになっているので、フルサイズで手ぶれ補正を搭載するとなれば同等のサイズ感で実現するのは不可能に近いと思います。

バッテリーもDX機用のEN-EL25ではなく、フルサイズのEN-EL15Cが必要という事であれば、グリップがなくなったスペースをどこでカバーするかという問題が出てきます。

スマホのような平型でベースプレートのように接続なんて方式にすれば薄くはできるんでしょうが、三脚座が使えない事になるし。

厚みにしてもAPS-Cだから薄く出来てるんでしょうし、EVFが後ろに飛び出てくるのもどうにかするとか考えたら、結構改良が必要でしょう。

バッテリーの形状を変えるのは前提としてもZfcのように横向きで収納できるかと言われたら難しいですし、小型化するにしてもバッテリーが全然もたないのであれば出す意味があるのかって事にもなってきます。

そういった点を考慮したら「Z5の外装を変えてレトロスタイルにすればいい」なんて安易な方法では実現できない部分が多いんでしょうね。

確かに横幅15cmのカメラとか嫌やし。

 

フルサイズ化の恩恵

上の事を考えたら基盤の小型化とかが必要だとは思うんですが、差別化のためにもフルサイズ化に際して搭載してほしいというか、搭載される事、APS-Cと比べての利点を書いてみようと思います。

大きなポイントは2つだけ

・センサーシフト式の手ぶれ補正が搭載される(手ぶれ補正のないレンズでも手ぶれしにくい)

・レンズが表示される焦点距離で使えるようになる(NIKKOR Z 28mm f2.8をDX機で使うとフルサイズの42mmと同じ画角になる)

スペックによっては他にもあるでしょうが、この2つが絶対的な変化だと思います。

高感度耐性とかもあるけど、高感度が絶対的に必要な場所に行くのが分かっているならZfcとかじゃなくて他のカメラを持っていくと思うんです。

※ZfcやZfを1台目として買おうとかZfcしか持っていない方には申し訳ないんですが、カメラにハマると何台か持つようになってくるのです。

 

レトロスタイルを買う理由

色々と書いてきましたが、Zfcなどのレトロスタイルデザインのカメラを買う理由って、ぶっちゃけ見た目が90%くらいを占めてるんじゃないかと思うんですよ。

若い人は使いにくさとかはあってもレトロなスタイルに魅かれて買うんじゃないかと。

(オート設定にすれば使いにくさもないかもしれないけど)

人によってはダイヤル操作でゆったりと写真を撮りたいというフィルムカメラの代わりって人もいるかもしれません。

中には「羊の皮をかぶった狼」みたいにレトロなスタイルだけどトンデモ性能を求めている人も居るかもしれませんが、こういったスタイルのカメラにメーカーがトンデモ性能を積んでくる可能性はほぼ無いでしょうから、そこは素直に諦めが必要だと思います。

 

ZfとZfcのどちらを選ぶか

あくまでも個人的な主観が大きいんですが、今風のレンズは似合わないなと思ってます。

レトロスタイルにはSpecialEditionやフォクトレンダーのようなレトロスタイルのレンズやNIKKOR Z 26mmのようなパンケーキレンズが合っているなと感じているんですが、それは人から見られてどうこうというよりも、首から下げていて自分のモチベーションが上がりやすいのはそっちだからという事ですね。

Zfcしか持っていないのであれば必然的に今風のレンズが追加されていくのは当然だと思いますが、他のカメラも同一マウントで持っているのであれば、自分が使っていてモチベーションが上がる方向にもっていくのは普通だと思うんですよ。

 

なので、もしZfが発売されて買ったとしても、NIKKOR Z 14-30mmをZfに付けて持ち歩くか?という事を考えたら、利便性を考慮してZ6IIでよくない?って思っちゃうんですよ。

Zfを使う時はM型ライカを使う時と同じで、「今日は35mm1本だけ」とか特定のレンズだけで割り切った使い方をすると思います。

便利ズームもいいけど、自分で考えながらダイヤル操作をして、楽しみながら撮るのがレトロスタイルの楽しみ方かなと。

そう考えたら、無理にフルサイズのZfでなくてもいいんじゃないかなって思うんです。

確かに手ぶれ補正や焦点距離がそのまま使えるのは魅力ですが、Zfcと同等のボディサイズを実現するのはかなり難しいでしょうし、APS-C用で同等の焦点距離になるレンズが出てくれば問題点は少なくなりますしね。

純正レンズだったらほぼレンズにVRを乗せてくるでしょうし。

 

まとめ

現実的に色々な事を考慮して、今のサイズ感でZfが発売されることはまず無理でしょう。

それに価格的な面を考えてもZ5と同程度の価格で発売される事は無いのかなと思います。

実売で17~18万くらいならギリギリ悩むラインかもしれませんが、高すぎるとZ6IIを買う方が使い勝手がいいですし。

見た目が同様であれば、携帯性がいいZfcを買って何かしらの気に入ったレンズを追加していく方が現実的にいいんじゃないかと思います。

ま、Zfが発売される頃にはもう少し内部のダウンサイジングとか1チップ化が進んで、サイズが現状のZ5レベルに収まってるかもしれませんが、また実際に発売される時に考えればいいかなぁとか思ったり。

そんなわけで、自分はZfcブラックの方で行ってしまいたいと思います。

 

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